いわゆる「デザイン住宅」とは、読んで字のごとく「デザイン」にこだわって建てられた住宅（一戸建て、マンションなど）のことを指していますね。もう少し厳密に言えば、著名な建築デザイナーですとか、流行のデザインが取り入れられた住宅についても、「デザイン住宅」と呼んでいる傾向もあると言えるでしょう。さて、そのような「デザイン住宅」についてですが、やはり根強い人気があるといっていいでしょう。一時よりは注目度は低くなったとも言えるでしょうけれど、しかし不動産物件を探す際には、多くの人が一般的なオーソドックスな住宅と、そうではないこだわりを感じられる注目の高いデザイン住宅とでは、明らかに後者を選ぶ傾向があるといいます。それに、「デザイン住宅」とはいわれても、家賃もそうですが、販売価格の相場は実はそれほどまでには高くはないのです。今では、住宅のデザイン料に総額の1割をとるデザイナーはずいぶんと減少したこともあり、「デザインにこだわりをもった〜」といった類いの宣伝文句がつけられた住宅であっても、割り合いリーズナブルな販売価格になっているのです。決して売れ残っているだからではないのです。ですからこそ、注目度が高いのです。

「機能美」という言葉をご存知ですか？「余分な装飾を排してむだのない形態・構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさ」のことです。これって、実は本来のデザイン住宅の意味なんです。デザイン住宅とは見た目が一風変わった住宅のことを言うわけではなくて、こういう機能美を持った住宅のことを言うそうですよ。