土地の上に建物を建てる権利のみを借りる借地権は、相続や売却の際にトラブルになることが多いです。そのうえ借地権の整理を行うタイミングはそう多くなく、実家を相続してからはじめて、実家の建っている土地が借地であったことを知ることもあります。
借地権について知らなければトラブルに巻き込まれた際にも適切な対処ができません。とはいえ、自分が借地権の専門家になれるほど勉強をする人はまれでしょう。多くの方は、外部のプロに相談をします。しかし、どこに相談すればいいのかわからないという方も多いのではありませんか?
借地権について相談する相手は大きく分けると2種類あります。
主に何らかのトラブルが発生している場合の相談先です。相談をする前に注意したいのが、弁護士が得意とする分野についてです。法律関係は非常に複雑であるため、それぞれの弁護士さんに得意分野と不得意分野があります。
仮に借地権などの不動産関係が得意でない弁護士や弁護士事務所に依頼をしても、多くは話を聞いた後に断られます。そのため金銭的なロスをすることはないでしょう。しかし、中には着手金目当てで安請け合いする弁護士もいます。
着手金とは、案件の成否にかかわらず弁護士に支払うお金のことです。基本的にどのような理由があっても返還されることはありません。ゆえに、弁護士に依頼する際には本当にその弁護士や弁護士事務所で良いのか、着手金が相場より高くないか、実績等を踏まえて確認するようにしましょう。
トラブル発生前またはトラブルが解決した後の相談先です。借地権の売却を考えており、地主とのトラブルが予想されない場合や、地主との裁判や交渉が終わり、売却先を探しているといった場合に相談します。
「トラブルや裁判が起こっている場合では相談を受け付けません」としている業者も少なくありませんが、トラブルになる前にもなってからでも相談できる不動産業者があります。トラブルや裁判の最中でも相談できる不動産業者として有名なのが、センチュリー21中央プロパティーです。
こちらには数多くの司法書士が在籍しているうえ、借地権売買の実績も豊富です。そのうえ、売却に関して外部の専門家へ相談等が必要になった場合は、センチュリー21中央プロパティーが負担します。さらに、借地権の売却が成立したときの仲介手数料も借地権の所有者は負担せずにすむため、金銭的負担が少なく済みます。
また、センチュリー21中央プロパティーでは借地権の売却先を決定するためにオークション方式を採用しています。借地権をできるだけ高額で売却したいと考えている場合はこちらに依頼するとよいでしょう。
公式サイトには借地権に関するよくある質問が掲載されています。借地権について何かしらの不安がある方は「よくある質問」を閲覧すれば、不安解消やトラブル解決の一助になるかもしれませんね。