マイホームの購入を考える際に、まず選択肢に挙がるのは、建売住宅か注文住宅かという事ではないでしょうか。設計の自由度が高い注文住宅は誰しもの憧れではありますが、やはりコストが高くつく事が一般的であるという認識が強いと言えるでしょう。最近は拘りの家づくりをしながら、予算内で節約をして注文住宅を建てるという風潮も強まっており、ローコストでいかに自分達の希望の家を作るかという趣旨の本や雑誌などもよく売れています。設計の自由度が高いという事は、好きなように家を作る事ができるという事ですが、それを逆手にとり、なるべくコストをかけないような作りにするという事も可能であると注目されているのです。
ローコストで家を作るのには色々な方法がありますが、例えば建物自体の形を四角くする事で、基本の作りがシンプルになるために、材料費などを大幅に節約できます。大きな場所をいかにシンプルにするかで、かなりコストダウンする事ができるのです。ですから建物自体の作りの他にも、外壁の質などは大きく節約できるポイントです。またキッチンやお風呂、トイレなどに特に拘りがなければ、ハウスメーカー経由で割安で入れられるシステムタイプのものや、去年のモデルなど一段グレードを下げるなどすると、コストを下げる事が可能です。予算内でいかに暮らしやすい家を作るかの醍醐味を味わえるのはローコスト住宅ならではの楽しみでしょう。
和光グループという大阪の新築一戸建て業者では、品質を落とすという概念に、さらにデザイン性の高さでコストを落とすという考え方も採用しています。スマートパックという商材では990万円からの格安で新築一戸建てが建てられるということもあって人気のようです。建築資材の質を落とすのは簡単なコストダウンの方法ですが、デザインで資材やコストを減らすっていうのはやはり熟練の技なのかなと思います。デザインの力ってすごいですね。